【歯・お口の中に関するQ&A】



虫歯は絶対に自然とは治らないのですか?
  

残念ながら虫歯が自然と治ることはありません。ただ、体が弱っている時や疲れている時に、腫れたり痛んだりした歯が、体調が良くなったら治ってしまったということはあります。しかし、実際には治ったのではなく、体の免疫力によって、症状が一時的に治まって、進行を防いでいるだけなのです。まれに、そのまま悪化する事もなく、何年ももつ場合もあります。逆に痛みが急に止まったと思って喜んでいると神経が全部死んでしまったせいであったりもします。そんなふうにしてずっと虫歯を放置しておくと、神経を取ったり、ひどいと歯を抜かなければならないということになりかねません。治療は早ければ早いほどいいのです。ちょっとでも水がしみるなど自覚症状があったら早めに歯医者に行きましょう。


歯の色が悪いので白くしたいのですが
  

お茶やタバコのヤニによる着色なら、歯科医院の機械で洗浄するときれいに取ることができます。全体的に歯が黄色っぽくて気になっている方には、漂白という手段があります。前歯は、会話している時や笑った時などに、意外と人の目につくものです。医院によって、料金も手段もさまざまですので、コンプレックスを持っている方は、審美の相談にのってもらえる歯科医院を何件かたずねて比較してみるといいと思います。現在、当院では、ご自宅で行っていただくホームブリーチングのみ行っております。ホームブリーチングは「何度も通院していただかなくてもご自宅でお好きな時間にできる」「ご自分で色を見ながら調節できる」というメリットがあります。たとえば神経を取ってしまった1本の歯の色が気になるなどという場合には、歯の表面を薄く削り、ポーセレンという陶材を張り付ける「ラミネート・ベニヤ」という方法もあります。


前歯が欠けてしまったので目立たないようにしたい
   転んだり強くぶつかったりして前歯が欠けてしまった場合には、まずは、歯根等に影響がなかったかどうか、歯科医院でレントゲンを撮るなどの診察を受けた方がいいでしょう。見かけ上の問題だけであれば、欠けた部分に、歯に似ている色のプラスチック系の材料を足して、修復することも可能です。これは保険診療で出来ますので、それほど費用がかかりません。歯全体を削って、歯に似ている材料をかぶせることも出来ますが、健康な歯を削るのはあまり好ましいことではありませんので、歯科医とよく相談の上、決断して下さい。

歯が痛くて顔まで腫れてしまった
   腫れてしまうのは、歯周病が原因の時もありますし、歯の根の先に病巣があって、膿がたまってしまっている場合、また奥歯の場合は、歯肉の中に埋まっている親知らずが原因の場合もあります。腫れてしまうほどひどいと、歯茎なのか歯なのか、また上の歯なのか下の歯なのか、患者さんご自身では判断できなくなってしまいます。歯科医院で、打診やレントゲン写真により、何が原因になっているかをつきとめ、早めに治療してもらいましょう。
冷やすと楽になると思いますが、冷やす場合は直接氷などで冷やさず、水でぬらしたタオルを絞ってあてるぐらいにしましょう。

口臭が気になるのですが
  

口臭の原因はいろいろあります。舌に付着した苔が原因である場合には、舌ブラシでそれを取り除くことによって、口臭がなくなります。虫歯が原因の場合には、治療すれば解決しますし、歯科医院で歯石をとっただけで口臭がなくなる場合もあります。歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使用した歯みがき指導を受け、正しい歯みがきを行う事によって治る場合もあります。歯周病が原因の場合は、歯科医院で指導を受けながら、根気良く治していく必要があります。その他口臭の原因として考えられるものはいくつかありますが、実際には口臭がないのに、患者さん自身が勝手に思い込んでいるケースもあります。人と会うたびに気にしているぐらいなら、恥かしがらずに一度歯科医院で相談してみましょう。


口内炎ができてしまった
口内炎は、しみて食べ物が食べられなくなったり、出来た場所によっては何度も自分で噛んでしまって、なかなか治らなかったりと、つらいものです。
歯科医院で薬を塗ってもらうと楽になりますし、治りも早くなります。また、チューブ入りの口内炎治療用の軟膏を、薬局でも売っていますので、ご自分で清潔な綿棒で塗るといいと思います。何度も同じ場所にできる場合は、歯の尖がった部分が当たっているなどの原因がある場合もありますので歯科医院でご相談下さい。

ブラッシングしているのに歯周病といわれた

歯磨きは、せっかく時間をかけて丁寧にやっているつもりでも やり方が違っている為に効果的でない場合もあります。 一度歯科医院で、歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)や、歯間ブラシ等を 使った正しい歯磨きの指導を受けてみるとよろしいかと思います。また、 喫煙、年齢的なもの、ストレス・・・なども 歯周病に影響すると言われています。
歯周病の治療は、基本的には患者さんご本人による、ブラッシングが中心となりますが 他に、歯科医院でのスケーリング(歯石取り)も当然必要になります。 一度溶けた骨の再生は難しいため、炎症のコントロールが中心となります。 場合によっては外科的な治療を行う方法もあります。

歯を抜いたままにしておいて大丈夫か?

前歯の場合は審美的に気になるので、すぐにブリッジ等を入れる方が多いと思うのですが、奥歯の場合は抜いたままにしてある方がよくいらっしゃいます。歯を抜いたままにしておくと、両サイドの歯が、歯がないところに向かって移動してきて、噛み合わせに影響がでるので、ブリッジや義歯を入れておく必要があります。一番奥の歯の場合は、抜いた歯の反対側(噛み合わせ)に歯がない場合には、 そのままにしておいても特に影響はありません。 反対側に歯がある場合には歯がないままにしておくと 反対側の歯がだんだんと降りてきてしまいます。 そうすると噛み合わせに影響がでたり、清掃がしにくく なり虫歯になりやすくなる可能性があるので、ブリッジや義歯を入れておいた方が良いと思われます。 ブリッジを入れる場合は両サイドの歯を支えにするために削る必要があるので、健康な歯を削ってまで入れるかどうか 悩むケースも多いです。また、一番奥の歯を抜いた場合は、通常のブリッジと違い 両脇を押さえることができないので、延長ブリッジと言って 片側だけを固定したものとなり、弱い構造となります。 ブリッジにする場合にはプラスとマイナスをよく 判断された方がよろしいかと思います。


金属アレルギーについて

金属アレルギーの方の場合は、アクセサリー等の金属だけでなく、歯の詰め物から金属イオンが溶け出し、体内に流れ込むことにより、さまざまなアレルギー症状を引き起こしてしまう場合があります。 金属でアレルギーが起きやすいのはニッケルクロム合金、人によっては銀、パラジウムその他どのような金属でも反応してしまう方もいらっしゃるようです。これらの金属は、歯科での保険診療の詰め物やかぶせ物に現在も使われている材料です。以前は、虫歯で生じた欠損部にアマルガムを充てんして歯の中で固まらせる治療が一般的に行われていましたが、現在では、二次虫歯が発生しやすいこと、水銀を含むことからアレルギーや発ガン性の疑いがあること等の問題が指摘され、ほとんど使用されなくなりました。一般的には「金」「白金」などを 多く含む合金はアレルギーを引き起こしにくいと言われています。また、 最近では、金属に代わる材料として、歯の色と似ているハイブリッドセラミックスが注目されていますが、保険適用外になってしまいます。パラジウム合金やアマルガムの詰め物を全部ハイブリッドセラミックスに替えた結果、アレルギー症状が治まり、体調が良くなった例もあります。ただ、ご本人が金属アレルギーと思い込んでいるだけで実際は違う場合もあるようなので、まずは、皮膚科等でパッチテストを受けるなど、きちんと診断をしてもらうことが大切だと思います。

アマルガムは詰めなおした方がいいか
アマルガムの安全性については意見が分かれるところです。 ヨーロッパではだいぶ前から有害とされ充填を禁止していました。 アマルガムが充填してあるだけで、噛み合わせの際など摩擦が生じた時に、 水銀を含んだ蒸気を発生して人体に影響を与えるという考え方もあります。 反面、アメリカでは水銀も銀など他の素材と合わさると人体への影響は ないものとされ、現在も使用されていますし、日本でも今も使用している歯科医院もあるようです。アマルガムは充填する際に余分が漏れたりすることが一番問題があるとされているので、すでに充填されてしまっているアマルガムについては、特にアマルガムが原因と思われるアレルギーなどの自覚症状が ない場合は、わざわざ取り外して充填しなおすこともないと考えています。したがって、 きちんと充填されていて問題がない場合には、当院ではそのままにしています。特に患者さんからのご希望があった場合には、他の詰め物に詰め替えています。

差し歯が黄色っぽくなってしまったので白くしてほしい
黄色っぽく変色してきたということは、保険診療によるプラスチック系の材料で作られたものだと思われます。プラスチック系の材料はどうしても時間とともに変色してしまう欠点があります。そのかわり、自由診療の陶質のものと比較するとかなり費用が安くすむのが良い点です。変色してしまった材料は、残念ながら表面を削るなどして白くすることは困難です。表面に歯のマニキュアのようなものを塗ってもすぐにはがれてしまいます。どうしても色が気になるようでしたら、もう一度作り直すことになってしまいます。現在の差し歯を取り外し、新しい差し歯のための型をとり、出来上がってくるまでの間一週間弱は今の差し歯を元にもどしてお使いいただくことになります。通院回数は土台など他に問題がない場合は合計2回、費用は1本あたり1万円程度ですむと思われます。

違和感のない硬いものもかめる入れ歯がほしい
入れ歯に関しては、どの程度違和感を感じるかは、かなり個人差があります。顎の形や唾液の性質状態によって複雑な影響を受けますので 一概には言えません。はじめて入れ歯を作った時からほとんど違和感を感じずになじんでしまう方もいらっしゃいますし、強い違和感や嘔吐感で食欲をなくし、せっかく作ったのに使わなくなってしまう方もいらっしゃいます。噛む力に関しては、例えば総義歯の場合は天然歯の30%と言われています。 それゆえ過大な期待しない方が良いかと思います。違和感についても、部分的な入れ歯ならともかく、欠損歯数が多ければ多いほど、入れ歯を維持するための歯がないので 維持安定を図るために床の面積を広くせざるを得ません。 入れ歯が大きくなるほど、違和感も強くなってしまいます。自費で作る場合は床を金属で作ってより薄くしたりすることはできます。いずれにしろ、入れ歯が入ると、慣れるまでは噛みにくかったり 話しにくかったり痛みを伴ったりする方もいらっしゃいますが、少しずつフィットしてくように 調整しながら慣れていっていただくしかありません。ですから入れ歯は出来上がって終わりではなく、その後、使っていただきながら、患者さんと歯科医で根気よく調整していく必要があります。

歯ぎしりについて
歯ぎしりは、歯が摩耗・破折し、知覚過敏などの原因となった り、顎関節部の痛みの原因にもなりますので、 そのような症状が現れた場合は、治療が必要になります。歯ぎしりの原因が、痛みがある歯のせいであったり、高さが不適合な金属冠や、歯が抜けっぱなしになっていることによる、噛み合わせの狂いが原因である場合には、歯科で治療することにより問題が解決されれば、歯ぎしりをふせぐことができます。一方、ストレスによって、睡眠中に無意識のうちに、歯ぎしりや食いしばりをしている場合も多く、その場合は、歯型をとってマウスピースを作り、就寝中のみ装着していただく、対症療法となります。マウスピースがクッションのように上下の歯の間に入ることで、歯ぎしりの際に出る音も防げますし、歯の磨耗を防ぎ、顎の痛み等も軽減させることができます。

冷たいもので歯がしみる

歯がしみる場合、初期の虫歯の症状であれば、虫歯を治療すれば治りますが、虫歯がないのにしみる場合には、知覚過敏の可能性があります。原因としては、歯周病によって歯茎が露出してしまっているケースや、また、歯ブラシの当て方が強すぎたり、歯ぎしりによる歯の摩耗・破折などが考えられます。症状が軽いうちは、冷たいものに反応する程度 ですが、症状が進行するにつれて、痛みがひどくなり熱いものにまで反応するようになります。治療法としては、しみる箇所に、歯質のカルシウムと反応して象牙質表面に皮膜を形成するお薬を塗りこんで、外部からの刺激を遮断する方法があります。また、レーザーを照射して治療する方法もあります。磨耗がエナメル質を通り越して象牙質に達して、くぼんだような形態になってしまっている場合には、くぼんだところにプラスチック系の歯と似た色の材料を埋めます。同時に正しいブラッシング法を覚えて、歯ぐきが退縮したり、歯が削れたりするのを防いだり、歯ぎしりをする場合には、就寝時にマウスピースを着用するなど、元々の原因をとりのぞくことも大切です。

 


トップページ  診療案内   院長紹介    医院へのアクセス   歯の治療Q&A目次   リンク集



ご意見ご質問は info〔at〕kuboshika.com まで。
お手数ですが〔at〕を@に置き換えて下さい。